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一般財団法人札幌市スポーツ協会

スポーツ少年団ってなんだろう?

1 スポーツ少年団の活動

スポーツ少年団は、1962年に公益財団法人日本スポーツ協会(当時は「財団法人日本体育協会」)が創設した歴史あるスポーツクラブです。「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」「スポーツを通じて青少年のからだとこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願いつくられました。約19万人の指導者と、約65万人のスポーツが大好きな仲間たちが、スポーツ少年団に登録しています。

2 組織概要

  • ●登録団数:約3万団
  • ●登録団員数:約57万人
  • ●登録指導者、役員・スタッフ数:約16万人(令和3年度登録数)

単位スポーツ少年団の組織

 

スポーツ少年団は、それぞれが独自に自主的で主体性をもった活動を展開しています。
そのため、特定のスポーツ種目のみの活動を行うのではなく、野外活動や文化・学習活動など、ジュニア期に必要な幅広い分野での様々な交流体験活動を年間計画の中に組入れています。
スポーツ少年団活動を通じて、歓びや楽しさを体験する共に、仲間との連帯や友情を育て、更にはその過程の中で協調性や創造性などを育み人間性豊かな社会人として成長することを期待しています。

単位スポーツ少年団の組織

3 単位団について

スポーツ少年団の原点である、単位スポーツ少年団は、子どもたちが、自主的にメンバーとして参加し、「自由時間に、地域社会で、スポーツを中心としたグループ活動を行う団体」です。
しかし、精神的・身体的に発達段階の子どもたちを支えるためには、適切な助言・指導ができるメンバーが不可欠です。
子どもたち団員とともに、リーダー、指導者、育成母集団といったメンバーが、単位スポーツ少年団を構成しています。

指導者 指導者は、子どもたちの活動が、将来の人生の大切な基盤づくりになることを認識し、ジュニア期の発育発達に応じた、適切な指導を行います。
役員・スタッフ

団運営の中核・サポートを担い、地域との連携を図ります。

リーダー リーダーは、指導者の補助的な存在としてだけではなく、指導者の方針にしたがって団員の気持ちを理解してグループをまとめ、目標に向かってグループを前進させます。
育成母集団 子どもたちの精神面、労力面、財政面での支援だけではなく、地域に住む全ての人たちが、スポーツや文化を楽しめるようなシステムづくりを目指して活動しています。

単位スポーツ少年団の組織

4 リーダーについて

スポーツ少年団では、各単位スポーツ少年団の活動において、団員の気持ちを理解してグループをまとめるとともに、指導者と協力してグループを目標に向かって育てていく役割を担う団員を「リーダー」と呼んでいます。

また、「日本スポーツ少年団リーダー制度」に基づき、リーダー個々の資質と技能の向上をはかり、将来のスポーツ少年団指導者に育成することを目的にリーダースクールを実施し、資格の認定を行っています。

単位スポーツ少年団の組織

スポーツ少年団指導者概要(制度改定について)

1.おもな改定内容
登録区分

従来は「団員」・「指導者」・「役職員」の3つの登録区分でしたが、「団員」・「指導者」・「役員」・「スタッフ」の4つの登録区分に変更になりました。また、「指導者」については、日本スポーツ協会公認指導者資格(JSPO公認資格)の保有が必須となります。

単位スポーツ少年団登録条件

従来からの「原則として団員10名以上、指導者2名以上での構成」に加えて、下記の条件を全て満たすことが、スポーツ少年団登録の条件となります。
①20歳以上の「指導者」、「役員」または「スタッフ」の2名以上の登録
②「スポーツ少年団の理念」を学んだ「指導者」の2名以上の登録

※スポーツ少年団の理念を学んだ指導者

  • 令和元(2019)年度スポーツ少年団認定員
  • 令和元(2019)年度スポーツ少年団認定育成員
  • 公認スタートコーチ(スポーツ少年団)資格保有者
スポーツ少年団認定員・認定育成員の終了

令和元(2019)年度をもって、スポーツ少年団指導者資格(認定員・認定育成員)は終了しました。令和2(2020)年度以降は、JSPO公認資格を保有していれば「指導者」として登録することができます。

※認定員・認定育成員資格をお持ちの方は、令和5(2023)年度までに移行申請手続きをしてください。

JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)の新設

スタートコーチ(スポーツ少年団)を取得いただくことで、「スポーツ少年団の理念を学んだ指導者」として指導者登録することができます。

スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクターの養成

JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)養成講習会の講師を務めることができる「スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクター」を養成します。

≪インストラクター委嘱条件≫

  • 令和元(2019)年度に認定育成員としてスポーツ少年団登録をした者で、インストラクター移行研修会を受講
  • インストラクター養成講習会を受講し、日本スポーツ少年団からインストラクターとして委嘱された者

JSPO公認スタートコーチ(スポーツ少年団)

概要

日本スポーツ少年団は令和2年(2020)年度から、JSPO公認スポーツ指導者制度に基づき、新たに「スタートコーチ(スポーツ少年団)」の養成を開始しました。
この資格を取得すると、スポーツ少年団に「理念を学んだ指導者」として登録することが可能です。
※スポーツ少年団独自の資格である「認定員」「認定育成員」は、令和元(2019)年度をもって終了しました。

役割

スポーツ少年団・総合型地域スポーツクラブ・学校運動部活動等において、必要最低限度の知識・技能に基づき、当該協議の上位資格者と協力して、安全で効果的な活動を提供する者。

スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクター

概要

スポーツ少年団指導者の役割や求められる資質を正しく理解し、スタートコーチ(スポーツ少年団)養成講習会の講師として、受講者の学びを支援することのできる「スタートコーチ(スポーツ少年団)インストラクター」を養成します。

インストラクターに関する移行期間の措置【旧認定育成員向け】

令和元(2019)年度にスポーツ少年団認定育成員としてスポーツ少年団登録をしていた方で、令和2年(2020)年度以降も継続してスポーツ少年団登録をしている場合は、令和4(2022)年度までスタートコーチ(スポーツ少年団)養成講習会の講師を担うことができます。

令和5(2023)年度以降に同講習会の講師を担うには、令和4(2022)年度までの移行期間の間に「インストラクター移行研修会」を修了し、日本スポーツ少年団からインストラクターとして委嘱されることが必要となります。

JSPO公認コーチングアシスタントへの資格移行(旧認定員向け)

概要

令和2(2020)年度から、スポーツ少年団に指導者として登録するためには、JSPO公認資格(更新制)の保有が必須となりました。令和元(2019)年度までに「スポーツ少年団認定員」の資格を保有している方は、資格取得時に併せて「JSPO公認スポーツリーダー」の資格を保有されていますが、「JSPO公認スポーツリーダー」のみを保有している方に限っては、指導者として登録することができません。

ただし、「JSPO公認スポーツリーダー」のみを保有している方であっても、「JSPO公認コーチングアシスタント」へ資格を移行することで、スポーツ少年団に指導者として登録することができます。
「JSPO公認スポーツリーダー」から「JSPO公認コーチングアシスタント」への資格移行手続きマニュアル

JSPO公認コーチングアシスタント
役割

地域におけるスポーツグループやサークル等において、上位資格者を補佐する者として、基礎的な運営にあたる方のための資格です。

登録料
  • 基 本 登 録 料:10,000円/4年間
  • 初期登録手数料: 3,000円
    ⇒資格を初めて登録する際にかかる手数料です。4年毎の更新登録時には不要となります。

令和5(2023)年度までの移行措置

令和5(2023)年度までは、「JSPO公認スポーツリーダー」の資格をもって「指導者」登録が可能です。
ただし、令和6(2024)年度以降も「指導者」登録をするためには、令和5(2023)年度までに「JSPO公認コーチングアシスタント」へ資格を移行する必要があります。

手続きの詳細については、以下資料および日本スポーツ協会ホームページをご確認ください。

「JSPO公認スポーツリーダー」から「JSPO公認コーチングアシスタント」への資格移行手続きマニュアル

日本スポーツ協会ホームページ