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一般財団法人札幌市スポーツ協会

札幌ボート協会 概要(2019(平成31)年3月)

事務局連絡先

沿革

設立年月日 1933(昭和8)年6月17日
加盟年月日 1933(昭和8)年6月17日 (旧札幌市体育協会加盟)

設立目的

石狩川治水工事によって札幌近郊に生じた長大かつ自然美豊かな茨戸川の静水域を市民・道民のために次のように活用する。

  • 環境・自然教育の推進、防災意識向上のための生きた資料とする。
  • 市民のレクリエーション、憩いの場とし、健康づくりに貢献する。
  • 体育の場としてボート競技を広め、青少年の心身の健康な発育に資する。

(設立趣意書から)

現況・活動

加盟団体は高校1、大学4、社会人7の計12団体(2018年)。会員数は200名前後で推移するが、高校生・大学生が減少し、マスターズが増えている。

■主催レースと事業

1973(昭和48)年より三つの目的(普及、親睦、レベルアップ)を掲げて朝日茨戸レガッタを開催。道外や海外より優秀なクルーを招待して開催する北日本最大級のボートの祭典として親しまれている。2019(平成31)年6月30日の大会で48回目を迎える。2017年(平成29)には札幌市と姉妹都市であるミュンヘン市から130年の伝統を誇るミュンヘンローイングクラブと2度目のボート交流を行なった(最初は2001年)。

このほかの事業として札幌市民レガッタ、茨戸ボート教室、親睦遠漕、安全講習会、他の水域協会との交流も盛んである。共催・協力レースとして、高校総体北海道予選会、高体連新人戦、北海道選手権がある。


■長年の懸案事項(中学・女子・一般への底辺を広げる活動)に着手

2005(平成17)年より茨戸川近隣の中学生による体験試乗会を実施。また、冬季のモチベーション維持のため全国に先駆けて行ったマシンローイング札幌大会に2006(平成18)より、中学生部門を新設。

2006(平成18)年より、一般市民に参加を呼びかけ、「親子市民ボート教室(現 茨戸ボート教室)」をスタート。2006(平成18)年は7,8月で計6回開催、参加延べ数140名。以降は毎年7~8月に2~4回開催(開催時期・回数等は募集対象・方法の変更による変動)。なお道外では中学生の活動が盛んであり、これらを手本にして、ジュニアクラブの設立も検討している。


■防風林による風の影響を受けないコース作りと環境整備

「北ぐにの森づくりサークル」の協力を得て、2004年(平成16)から3ヶ年をかけ茨戸川コース河畔に「茨戸川ボートコース防風林植林計画」を実施し、1400本あまりのハンノキ、ドロノキ、ヤナギ、サクラなどの先駆性樹種を植樹した。

また2009(平成21)年5月に補強植栽を実施するためカミネッコンの作成をし、秋までに300本の補植をおこなった。

自然豊かな茨戸の環境を守るために、関係者で丹精こめて植樹した樹木が大きな森となることを願っている。

課題と将来展望

競技人口の増加が一番の課題である。そのための地道な活動として、茨戸ボート教室や社内レガッタ、親睦遠漕など、一般市民を対象にした活動を継続し、家族で楽しむことのできるスポーツとして定着させたい。

200万都市札幌は、水郷茨戸湖(川)という全国でも稀有の良好で穏やかな水辺環境を有しているが、市民への浸透度は低い。1989(平成1)年「北海道はまなす国体」の時にシャトレーゼホテルの対岸(石狩市生振)に完成した北海道茨戸川漕艇研修センターを活動の拠点としているが、保有艇やセンターの老朽化などから維持管理などの負担が増えつつある。

今後も青少年から高齢者までの「生涯スポーツ」として、世界はもとより日本国内で人気が高いボート競技の普及・振興に励み、札幌市民が水郷茨戸湖(川)を、より身近に「ボートを楽しむ水上公園・憩いの場」としたい。

目まぐるしく私達を取り巻く社会・自然環境に対処するため、2020年2月23日の総会において任意団体札幌ボート協会を発展的に解散し、「一般社団法人札幌ボート協会」へと移行しました。
これからも札幌市民へのボート競技の普及・振興に努めてまいります。

活動写真